作業性能

耕うん爪を選ぶ際は、まず、反転性・すき込み性を重視するか、土を細かく砕くことのできる細土性で重視するかのいずれかでお選びください。一般的に、水田での稲作などでは、反転性・すき込み性の高い青い爪・SPN爪、畑作などでは細土性の高いだんだん爪・SP爪などをお選びいただいております。

反転性すき込み性左から順に、圃場に適している爪です。

細土性左から順に、圃場に適している爪です。

耐久性

耕うん爪の耐久性は、圃場の土質によって大きく左右されます。一般的に砂地系の土壌(砂土~砂壌土)では、粘土系の土壌(埴壌土~埴土)よりも爪の摩耗が激しいため、爪の摩耗部分に硬質金属を溶着したSP爪やSPN爪、桜SP爪が有利ですが、耕うん時にロータリが浮き上がるような根石が多い圃場では、溶着部分の欠けや割れが発生しやすくなるため、青い爪やだんだん爪のほうが耐久性に優れる場合があります。

また、耕うん面積の広いプロ農家などでは、高い耐久性を誇るSPN爪や桜SP爪をお選びいただくケースが多くなります。これは、高い耕うん性能をより長く維持でき、爪交換の頻度を少なくできるメリットがあります。

石が多い場合左から順に、圃場に適している爪です。

石が少ない場合左から順に、圃場に適している爪です。

価格

耕うん爪には様々な種類があり、それぞれ価格が異なります。一般的に性能が良いものほど高額となりますが、安価な爪でも十分な耕うん性能を有しています。お客様の圃場の土質や作業の内容、耕うん面積などに応じてお選びください。

より強く耕すための新しいカタチ。“青い爪”

新青い爪:写真

世の中にまだ黒いナタ爪しかなかった時代、抜群の反転性と耐久性を兼ね備えた「青い爪」の登場は、世の中に衝撃を与えました。
そして、あの衝撃的な登場から35年・・・青い爪の持つ高い耕うん性能はそのままに、「高性能維持」機能を取り入れた次世代の高性能爪として、ここに誕生しました。

高性能維持機能のメリット

「爪が少し減ったとたん、性能がガクッと落ちた・・・」
こんな声を農家の皆様から聞くことがあります。
新青い爪は「高性能維持」機能により、40%摩耗時でも新品時に近い性能を維持するため、摩耗して交換時期を迎えるときまで高性能を維持し、低コスト土づくりに貢献します。

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摩耗しても高性能を維持!“桜爪”

桜爪:写真

爪の摩耗による性能の低下を防ぐ新技術

常に新しい技術・よりよい耕うん爪の開発を目指してきた当社が、2014年、満を持してリリースさせていただいた商品が“桜爪”です。

外見は優しい桜色をしていますが、爪が耕うん作業によって摩耗し爪幅が減少しても、高い反転・すき込み性能を長期間維持できる、タフな爪に仕上がっています。

名前の由来

桜は日本人に長く愛されている特別な花であり、各地で農作業が始まる頃に咲く花です。
「さくら」という言葉は、稲作の神(サ)の座(クラ)に由来するという説もあるようです。

桜爪の名前には、農作業の始め「土づくり」の基本性能が優れていることは当然として、それを長く維持できる最高の耕うん爪をつくるという想いが込められています。
ユーザーの皆様に長くご愛顧いただけることを願っております。

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