耕うん爪の耐久性は、圃場の土質によって大きく左右されます。一般的に砂地系の土壌(砂土~砂壌土)では、粘土系の土壌(埴壌土~埴土)よりも爪の摩耗が激しいため、爪の摩耗部分に硬質金属を溶着したSP爪やSPN爪、桜SP爪が有利ですが、耕うん時にロータリが浮き上がるような根石が多い圃場では、溶着部分の欠けや割れが発生しやすくなるため、青い爪やだんだん爪のほうが耐久性に優れる場合があります。
また、耕うん面積の広いプロ農家などでは、高い耐久性を誇るSPN爪や桜SP爪をお選びいただくケースが多くなります。これは、高い耕うん性能をより長く維持でき、爪交換の頻度を少なくできるメリットがあります。
爪の摩耗による性能の低下を防ぐ新技術
常に新しい技術・よりよい耕うん爪の開発を目指してきた当社が、2014年、満を持してリリースさせていただいた商品が“桜爪”です。
外見は優しい桜色をしていますが、爪が耕うん作業によって摩耗し爪幅が減少しても、高い反転・すき込み性能を長期間維持できる、タフな爪に仕上がっています。
名前の由来
桜は日本人に長く愛されている特別な花であり、各地で農作業が始まる頃に咲く花です。
「さくら」という言葉は、稲作の神(サ)の座(クラ)に由来するという説もあるようです。
桜爪の名前には、農作業の始め「土づくり」の基本性能が優れていることは当然として、それを長く維持できる最高の耕うん爪をつくるという想いが込められています。
ユーザーの皆様に長くご愛顧いただけることを願っております。
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